オオクニヌシが助けたウサギの神、ハクトシン

ハクトシンに関係する事柄
「因幡の白兎」の神話で知られる白いウサギの神様。この神話で、白兎は、だましたワニ(サメ)たちの怒りをかい、丸裸にされて泣いていた。そこに、ヤガミヒメに会いに行く途中のオオクニヌシが通りかかり、「体を川の水で洗い、蒲という草の穂で体を包むとよい」と教えた。そのとおりにすると、体が元通りにもどった。元気になった白兎は、オオクニヌシとヤガミヒメが結婚することを予言した。白兎はハクトシンという神だったのだ。
この神話から、ハクトシンは麻疹や切り傷などを治してくれる神、縁結びの神として祀られている。
ハクトシンの別名
稲葉之素兎
ハクトシンの司る事柄
五穀豊穣、無病息災、子孫繁栄など
ハクトシンを祀る神殿
白兎神社(鳥取県)
伊奈西波岐神社(島根県)
ハクトシンの逸話
因幡の白兎
ハクトシンと関係の深い神様
大国主命
八上姫命