ニニギの道案内をした天狗の元祖、サルタヒコノミコト

サルタヒコノミコトに関係する事柄
ニニギが「天孫降臨」したときに道案内をした地上の神。身長約12.6m、鼻の長さが約1.2mあったともいい、その姿から天狗の元祖ともいわれている。
サルタヒコは、口とおしりを明るく光らせ、丸くて大きな目は赤く輝かせながら、天と地の間にある分かれ道でニニギ一行を出迎えた。そして、道案内を無事に終えると故郷の伊勢国に帰り、アメノウズメと結婚した。しかし漁をしていたとき、貝に手を挟まれ、溺れて死んだという。
道案内を務めたことから、後にサルタヒコは「道祖神」として各地でまつられた。現代では、道ばたで人々を守る交通安全の神ともされている。
サルタヒコノミコトの別名
猿田毘古神、道祖神
サルタヒコノミコトの司る事柄
災難・方位除け、延命長寿、縁結び、商売繁盛など
サルタヒコノミコトを祀る神殿
椿大神社(三重県)
白髭神社(滋賀県)
サルタヒコノミコトの逸話
天孫降臨
サルタヒコノミコトと関係の深い神様
邇邇芸命
天之鈿女命