神の言葉を伝え、三輪山の祭司を務めた女神、ヤマトトトヒモモソヒメノミコト

ヤマトトトヒモモソヒメノミコトに関係する事柄
神の言葉を聞き、予言で災いを防いだ女神。「箸墓伝説」の主人公として知られている。この伝説で、ヤマトトトヒモモソヒメは奈良県の三輪山の神であるオオモノヌシと結婚した。しかし、その正体が小さな蛇だったことを知り、驚いて悲鳴をあげた。すると、蛇はたちまち若者に変わり、怒って三輪山に飛んで帰ってしまった。後悔したヤマトトトヒモモソヒメは、箸で体を突いて自ら命を絶ったという。
ヤマトトトヒモモソヒメは、神の言葉を聞いて天皇の危機を救った巫女だったと考えられている。とても強い霊力をもっていたため、三輪山にで朝廷の重要な儀式を司る祭司になったとされる。
ヤマトトトヒモモソヒメノミコトの別名
夜麻登登母母曾毘売命
ヤマトトトヒモモソヒメノミコトの司る事柄
諸願成就、家内安全、厄除け、延命長寿など
ヤマトトトヒモモソヒメノミコトを祀る神殿
田村神社(香川県)
吉備津神社(岡山県)
ヤマトトトヒモモソヒメノミコトの逸話
神武東征、箸墓伝説
ヤマトトトヒモモソヒメノミコトと関係の深い神様
大物主神