地方豪族を平定した悲劇の英雄神、ヤマトタケルノミコト

ヤマトタケルノミコトに関係する事柄
全国を周って大和朝廷に逆らう地方の豪族を倒した武神。天皇の子として生まれたが、乱暴な性格だったので父から恐れられ、有力豪族を平定するように命じられて追いはらわれる。西へ東へ遠征して各地の敵を倒したが、大和へ帰る途中、伊吹山の荒ぶる神と戦い、亡くなった。その霊魂は白鳥となって大和へ飛び去ったという。
この神話から、ヤマトタケルは悲劇の英雄神として特に人気が高い、また白鳥は穀物の神霊を表すことから、農業の神ともされる。
ヤマトタケルは、おばのヤマトメから三種の神器の1つ天叢雲剣を授かった。敵の火攻めにあった時、この剣で草を薙ぎ払い、危機を逃されたという。そのため、天叢雲剣は草薙剣とも呼ばれる。
ヤマトタケルノミコトの別名
小碓命、倭建命
ヤマトタケルノミコトの司る事柄
五穀豊穣、商売繁盛、出世、試験合格、開運招福など
ヤマトタケルノミコトを祀る神殿
熱田神社(愛知県)
大鳥神社(大阪府)
ヤマトタケルノミコトの逸話
熊襲征討・東国征討
ヤマトタケルノミコトと関係の深い神様
弟橘比売命
熱田大神