神秘的な熊野の自然を象徴する3神、クマノノカミ

クマノノカミに関係する事柄
和歌山県熊野地方の熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社に祀られた3神の総称。この3つの神社をまとめて熊野三山、熊野三社ともいう。
熊野本宮大社に祀られる家津御子神は木の神、熊野速玉大社の熊野速玉男神は海の神、熊野那智大社の熊野夫須美大神は那智の滝と精霊とされる。つまり、3神で熊野の神秘的な自然を表している。また、ケツミコはスサノオ、クマノハヤマタオはイザナギとイザナミの子、クマノフスミはイザナミだともアマテラスの子だともいわれている。
熊野三山は、修験道(山岳信仰)や仏教の1つである密教と結びついて発展し、朝廷からあつく信仰された。やがて健康や長寿などを願って、武士や庶民も盛んに熊野へお参りするようになった。
クマノノカミの別名
熊野三山
クマノノカミの司る事柄
延命長寿、無病息災、海上安全、開運招福、出世成功など
クマノノカミを祀る神殿
熊野本宮大社(和歌山県)
熊野那智大社(和歌山県)
熊野速玉大社(和歌山県)
クマノノカミの逸話
神生み
クマノノカミと関係の深い神様
素戔嗚命
伊耶那岐命
伊耶那美命
天照大神