さまざまな食べ物を生み出した女神、ウケモチノカミ

ウケモチノカミに関係する事柄
「日本書紀」に登場する食べ物の神で、イザナギとイザナミの娘。
あるとき、ツキヨミが訪ねてくるとウケモチは喜び、ご飯や肉、魚を山盛りにしてもてなした。しかし、それらはウケモチが口から出した食べ物だったので、ツキヨミは「そんな汚いもの食べられるか」と怒り、ウケモチを斬り殺してしまった。
その後、死んだウケモチの頭から馬や牛、額から粟、眉毛からは蚕、目からヒエ、腹から稲、下半身から大豆や小豆が生まれた。このことからウケモチは、食べ物や養蚕のはじまりの神となり、農漁業や畜産、養蚕などの守り神とされている。
ウケモチノカミの別名
大宜都比売命
ウケモチノカミの司る事柄
農漁業・養蚕・狩猟・畜産、安産、産業、厄除けなど
ウケモチノカミを祀る神殿
竹駒神社(宮城県)
岩内神社(北海道)
ウケモチノカミの逸話
神生み
ウケモチノカミと関係の深い神様
月読命