とびぬけて物知りな案山子の神、クエビコノカミ

クエビコノカミに関係する事柄
クエビコはこの世の中のことは何でも知っていいる案山子の神。「国づくり」神話で、オオクニヌシの前にスクナヒコナがあらわれたとき、誰も彼のことを知らなかった。しかし、クエビコだけは、「その神は、カミムスビの子のスクナヒコナです」と答えられた。
この話から、クエビコは知恵や知識の神とされ、学業の守り神として祀られている。
クエビコは「風雨にさらされて朽ち果てた男(崩え彦)」という意味で案山子のこと。昔の人は、一本足で田の中に立ち、世の中を見つめ続ける案山子には、たくさんの情報が詰まっていると考えたのだ。
また、案山子は本来、田を守る働きをすることから、豊作をもたらす田の神、水の神ともされている。
クエビコノカミの別名
山田のそほど
クエビコノカミの司る事柄
受験・進学・就職などの成就
クエビコノカミを祀る神殿
大神神社末社久延彦神社(奈良県)
久氏比古神社(石川県)
クエビコノカミの逸話
国づくり
クエビコノカミと関係の深い神様
大国主命
少彦名命