農業と雷を司る美しい男神、アジスキタカヒコネノミコト

アジスキタカヒコネに関係する事柄
オオクニヌシと宗像三女神のタゴリヒメの子で、農業の神。名前は「鉏(スキ)」は、農業の鋤を表している。
この神が義理の弟アメノワカヒコの葬式に出たとき、彼と顔がそっくりだったため、死者が生き返ったと間違われた。それに、激怒したアジスキタカヒコネは、葬式小屋を切り倒し、光りながら天空へ飛び去ったという。また、子供のころ泣いてばかりいたので、梯子を上り下りさせられたと伝わる。
そうした姿から、古代の人々は、天地を行き来する雷を想像した。そのため、アジスキタカヒコネは農業の神というだけでなく、雷神としても信仰されている。
アジスキタカヒコネの別名
阿遅志貴高日子根命、迦毛大御神
アジスキタカヒコネの司る事柄
農業守護、家内安全、縁結びなど
アジスキタカヒコネを祀る神殿
高島神社(奈良県)
都々古別神社(福島県)
二荒山神社(栃木県)
アジスキタカヒコネの逸話
葦原中国平定
アジスキタカヒコネと関係の深い神様
大国主命
田心姫命