生命力が宿る国土形成の神、クニノトコタチノカミ

クニノトコタチノカミに関係する事柄
高天原の守護神アメノトコタチと対になる神。名前の「国」は国土・大地のことで、大地の永遠性を表す地上界の守り神とされる。
アメノトコタチによって天はかたまったが、大地はまだドロドロとしていた。クニノトコタチは、その泥の中から、アメノトコタチと同じように、葦という植物が芽をだすように現れた。そして、大地をしっかりかため、多くの生き物がいつまでも住める世界にした。
この神は、地上に宿って、人々の暮らしのすべてを守るとされている。特に農業や産業の守り神としてまつられることが多い。
クニノトコタチノカミの別名
国常立尊、国底立尊
クニノトコタチノカミの司る事柄
国土安穏、殖産興業、開運招福、商売繁盛、縁結び、など
クニノトコタチノカミを祀る神殿
玉置神社(奈良県)
西金砂神社(茨城県)
クニノトコタチノカミの逸話
天地開闢、神世七代
クニノトコタチノカミと関係の深い神様
天乃常立神
伊邪那岐命
伊邪那美命