悪魔の軍を従える冷酷非情な天使【マステマ】

マステマとは
ヘブライ語で「悪意」を意味するユダヤ教の天使マステマは、天使でありながら悪魔たちを従える「悪霊の王」である。
マステマが従える悪魔たちは、もともと神に逆らい敗れた巨人族である。神は彼らを地下深くに閉じ込めようとしたが、マステマは「人間にも罰が必要です。ほんの少しだけでも、彼らを地上に残してください」と説得し、神はこれを聞き入れたという。これにより、マステマは悪魔の軍を手下にもつことになった。この悪魔軍は完全に神が管理している軍であり、天使軍として悪魔と戦うこともあるという。
マステマの役割は、人間の神に対する忠誠心を試すことであり、従える悪魔たちを使って人間を誘惑する。マステマの性格はとても冷酷で、ときには人間を殺すこともある。そのため、マステマ自身が悪魔とみなされることもある。
マステマの別名
マスティマ、マンマセット
マステマの出典元
ユダヤ教
マステマが司る事柄
手下を使って人間を誘惑し、神に対する信仰心を試す