邪神から呪術の邪神になったバビロニアの神【マルドゥク】

マルドゥクとは
マルドゥクはキリスト教で邪神とされる悪魔だ。もともとイラクにあったバビロンという古代都市の神であった。バビロニアという地域の最高神でもあり、農業、水や嵐などを司っていたが、同時に魔術や呪術もあやつることができたという。そのためか、人々から徐々に呪いの神としての信仰を集め、ついには邪神になった。
マルドゥクには4つの目と耳があるとされていることから、2つの顔をもつといわれることが多い。口から炎を吐き出すこともでき、移動するときは、「ムシュフシュ」という蛇の頭とライオンの上半身、サソリの尾をもつ竜に乗るという。
普段は「エサギル」という神殿に住んでいるといわれるが、これはキリスト教やユダヤ教に登場する天を目指す等、「バベルの塔」のモデルと考えられている。
マルドゥクの別名
ベール
マルドゥクの出典元
キリスト教
マルドゥクが司る事柄
嵐や洪水をおこす